なんでもない①

色んなことや物に触発されてブログ?を始めてみることにした。

ブログ自体は高校ぶりなのです。

やたら流行りました、自分の気持ちをネット上に晒すことが。

その頃はまだTwitterとかなかったから、

流れる、とか目に入る、じゃなくて見に行かなければならなかった。

消極的に垂れ流された鬱憤やら惚気やら欲望だとかを、私たちは積極的に読みに行っては明日のクラスの行く末を敏感に察知しては右往左往したり、めかしこんで見たり、動揺し、笑い、何食わぬ顔で再テストから逃げ回るなどしたものだった。

気まぐれに更新されるブログには、

濾過する前の本音やでまかせが詰まっている。

部活の仲間同士で作って日替わりで更新したブログは、いつしか成人式を迎える頃には一定期間アクセスをしなかったことによる規約違反でまっさらに削除されていた。

永遠に見れなくなった、インターネットの狭間に落っこちた私たちに未だに別れを告げられずに

一枚のガラスごしに、おーい、おーい、と呼びかける。

返事は今はないけれど、いつか帰ってくるかもしれない。

例えば、インターネットのゴミ箱がぱんぱんに膨らんで堪えきれずに爆発したときなど、に。

本日はこれにて。